モリカケ問題 民事訴訟の認諾を マスメディアは黙認するのか

被告国側の『認諾』を聞いて 漢字から意味は推測できたが 思わずググってしまった つまり「『口止め料一億』で黙らせることができるなら安いもの」といっているのだろう

民主主義を標榜するメディアが あまり騒がないのに吃驚している 認諾がこうして有効に働いてしまうのは 日本の民主主義が 僭主制になってしまっているということだ

 僭主制というのは 本来の主権者=国民に代わって 政界の実力者が 政権を簒奪している状態の事だ それは 過去の例を見ても 民主主義の弱点を狡猾に突いて行われる

 安倍菅は 三権分立に手を突っ込み 科学アカデミーの独立性に手を突っ込み 国会を軽視し 「行政権の優越」を実現させてきた 安倍菅が突いた 我が国戦後民主主義の弱点は「民主主義を実践するのは人間だから『人事』を握れば全てOK」という単純なものだったが 国民が自覚的に勝ち取った民主主義でない アメリカがくれた民主主義という 脆弱性を見事に露呈してしまった

 認諾すれば 守秘権を含むすべての権利を放棄したのだから 原告が求めるすべての記録資料を開示しなければならない と思うのは私だけではないだろう 個人が国に対して起こす訴訟には それ位の非対称が無いと 法の下の公平公正は実現できない

 それを実現させるのは メディアだと思うけど この沈黙は何なのだろう このまま忘れては 尊い人命を『黙殺』してしまうことになる